主演じゃない方達の演技にも注目したい【エイプリルフールズ】感想

試写会に行って参りました。
場所は、神保町日本教育会館一ツ橋ホール。

公開日も４月１日　エイプリルフール「嘘」をテーマにした映画

まず、この映画。

すっごい人数のキャストが出演。
総勢２７人の名だたる役者の方たちが沢山出ています。

なんでもあの名作ドラマ「リーガルハイ」の脚本家・演出家さんらの映画だけあって単純に面白かったです。

また、キャスティングにもそんなリーガルハイ色が出ているなと思いました。

“２７人・沢山出ている”とは言いますが、俗に言うチョイ役だったり本当に特別出演程度の方も。

キャストが豪華なのは良いのですが、ともするとゴチャゴチャしているのも否めない感じです。

ストーリー的なこと　メインの話は戸田恵梨香さんと松坂桃李さんの

エイプリルフール“ズ”というタイトルだけあって、「嘘」をキーワードにした７つの複数の話がオムニバス的（例えば、レストランの立てこもり事件・引きこもりの中学生・とある夫婦のお忍びデートなど）に絡み合いながら展開していきます。

この話とこの話・コレとコレが繋がってくるのね、と先が読める展開もちょこちょこ有りましたが、とても見やすい作りになっていたかと思います。

そんなオムニバスの話の中でも、戸田恵梨香さんと松坂桃李さんがメインの「レストランの立てこもり事件」の話が当映画の主軸。

基本的にはレストランの店内シーンのみの映像なので舞台劇のような感じもあり。

一見、単調になりがちな同じシーンの映像ですが、ときおり別のオムニバスの話に切り替わるのでテンポも良くそれぞれの臨場感みたいなのも良い感じです。

コメディの中に感動シーン　浜辺美波さんの話にも注目

この映画は雰囲気的に“コメディ”な所が多いです。

しかも出演者が多いのでドタバタコメディな雰囲気もあるのですが、（この辺もリーガルハイに似ていますが）急にやって来る“良い感動シーン”。

コメディとシリアスがうまく絡み合っています。

特に、オムニバスの１つ「小学生少女の誘拐事件」。

この話、良いですよ。
なんか感動しました。

その少女役・浜辺美波さん。

正直言って存じ上げていませんでしたが、結構良い位置での出演・演技でした。

まぁ確かに、パンフレットで言えばあの千葉真一さんと同列に並んでいますから立派な女優さんなのでしょう。

で、お名前で出演作を調べてみたら、『僕のいた時間（2014年／フジテレビ）』の三浦春馬さんが家庭教師をしていた隣の家の小学生の女の子。

うん。
記憶ありますね。

色々な「嘘」に見ごたえが

この映画、最初の方は少し飽きやすいかも。

でも段々と各々のストーリーが絡まってくる後半見ごたえ出てきます。

先にゴチャゴチャしているのも否めないと書きましたが、最後まで見るとちゃんと纏まっているように感じます。

アレがソコに繋がるのねぇと楽しむことも出来ますし。

そんな全編を通して、やはりエイプリルフールだけあって「嘘」がキーワードになっています。

「良い嘘もある」と言うか。

小さな嘘をついたことによって、その後の人生が大きく変わったり。

つかれた嘘に気付いて、あえて乗っかる強さ・優しさとか。

逆に、気付かない方が幸せな場合もあるみたいな。

あまり長く書いてしまうと、ネタバレ的になっちゃいますので感想はこの辺で。

「エイプリルフールズ」　http://aprilfools.jp/