松坂桃李×西田敏行主演映画ティーチイン付き【マエストロ！】感想

定例の試写会。

いつもと違うのは、「ティーチイン」と呼ばれるその映画に対する質疑応答のような時間が設けられていました。

ティーチイン、本来の意味は討論会ということらしいです。

今回は、まず試写で映画を実際に観て、その後に感想や質問などを監督・小林聖太郎さんに聞くことができる時間でした。

で、そんな試写会の会場は、銀座とか築地とかあの辺り。
松竹株式会社本社ビル（東銀座駅徒歩３分ほど）。

これまた珍しい感じでその本社ビルの試写室。

映画館という感じでは決してなく、６０人ほどが入れるスペースで本来は関係者の方向けの試写をする場所のようです。

オーケストラや音楽、もっと言うと“音”をちゃんと聞きたくなる映画

時間は２時間ちょい。

長い時間でしたけど、だれずにしっかりと見れました。

ストーリー的なこと

ヴァイオリニストの主人公を演じるのは、松坂桃李さん。

一度解散したオーケストラを再結成させ、本番演奏会までのお話。

ただ、再結成に集まったメンバーは言葉が悪いですが“余りもの”。

そんな問題のあるメンバー達と、突然現れた素性の分からない謎の指揮者を演じる西田敏行さん。

この二者の関係性を中心に話は進んでいきまして、この辺は大体想像がつくと思いますが「はじめはダメなメンバー達だが、最後に向かって上達していく」というストーリーです。

リアリティと奇抜が混ざっている感じ

スポーツどころで簡単に言うと「がんばれ! ベアーズ」系でしょうか。

最初は全然ダメでまとまりのないポンコツ君達が、段々と上手に強くなっていくというあの感じ。

この映画も土台となる基本構成はソレに近いと思われます。

ですが、スポーツ系例えば野球だったらポンコツ度合として“フライを落とす・エラーする”とか“守備の隣同士がぶつかる”とかで分かり易いのですが、この映画はあくまでもクラッシック・オーケストラの話。

私がオーケストラや音楽にあまり詳しくなく、うといからでしょうか。

再結成で集まった最初から「上手だなぁ」と思いました。

この映画を観る人、聴く人によってはその最初の演奏を「下手だなぁ」と思うんでしょうかね。

逆に言うと、再結成で集まったメンバーはあくまでも元オーケストラのプロの人達という設定。

すっごく下手だったりするとリアリティが無くなっちゃうとも思いますからそれで良いんだとも思います。

映画初出演のmiwaさんについて

キャストとしては、謎の指揮者・西田敏行さんは単純に存在感がありますし、コンマス・松坂桃李さんは色々とある苦悩を演じながらも好青年で好印象。

そして映画初出演のmiwaさん、フルート奏者を演じています。
演技的なものも今回が初めてなのでしょうか。

そういう所もあってか、やっぱり演技的に「う～ん」という感じも受けてしまいました。

ですが、演じる役のキャラクターが少し変わっている天真爛漫な役でしたので、ある意味ソレがよく合っていたとも思います。

また、劇中にフルートの独奏シーンがあるのですが、音と映像が相まってグッとくるものがありましたね。

ミュージシャン・シンガーだけあって、伝えるリズム感と言うか表情と言うか凄く入ってくるものがあって良かったです。

また、エンディングテーマとして流れる辻井伸行さんのピアノのメロディーは必聴。

エンドロールの曲って意外と聞き流してしまうのですが、このメロディーは始めて聴くにも関わらずゆっくりとしんみりと入ってくる感じでとても良かったと思います。

あまり長く書いてしまうと、ネタバレ的になっちゃいますので感想はこの辺で。

「マエストロ！」　http://maestro-movie.com/

懇親会もあるでよ

試写及びティーチイン終了後、当ビル地下にあるツキジキッチンを借り切っての「懇親会」にも参加しました。

飲み物や食べ物を自由に頂くことが出来る立食形式。

その場所で映画を観たお客さんだけでなく、監督さんやスタッフさん等も含めて談笑する会みたいな。

そもそも、聞いたところ今回の試写会。
友人が抽選に当たったので参加させて頂いた訳ですが、倍率は２０倍だったらしいので価値ありましたよ。

単純に映画も見れたしティーチインで裏側の話なども聞けたり、飲食パーティーまで付いていた訳ですから。

で、そんな懇親会では抽選大会もありまして、何でか私当たりまして賞品の本を頂きました。

最後には全員撮影もあったりと終始アットホームな雰囲気で楽しかったです。

記念品も貰いました。

有難うございました。