染谷将太主演映画【寄生獣】を試写った感想

いつも有難う御座います。

場所は、虎ノ門・日本消防会館。
通称ニッショーホール。

神谷町からも行けますが、東京メトロ銀座線・虎ノ門駅から歩いて５分ほど。

VFX“だけじゃない”テーマ性のある作品

この映画。
原作はマンガのようです。

なんとなく、そのタイトルは聞いたことがありましたが内容まではよく知りませんでした。

原作を知らないからなのか、単純に映画を楽しめましたし、すごく面白かったです。

この作品。
二部作構成になっていて、２０１５年４月にある完結編も是非見たいと思いました。

ストーリー的なこと

地球上の一般社会に、人間に化けて潜む新種の寄生生物「パラサイト」。
人間を食料とし、その身体に寄生する。

主人公である染谷将太さん演じる平凡で普通の男子高校生。

彼もまた右手だけパラサイトに寄生されてしまいます。

そんな高校生・新一とパラサイトとの戦いのお話。

VFXを使ったショッキングな映像

パラサイトとの戦闘シーンはバリバリのVFX（映像効果）で迫力あります。

VFXとは、厳密に言うと違うのでしょうが、簡単に言うとよく言うCG。

で、このVFXを使ったパラサイト。

人間への攻撃時に“顔が割れ”結構ショッキングな映像です。

正直、エグイ。

最初からそんなシーンだったので、こんな感じが続くのか？こういうホラー的な映画なのか？と思ったのですが、話が進むにつれて“それだけではない”ということに気付かされます。

大きなテーマ

地球の環境破壊といったテーマも見え隠れしますし、また、人間の敵であるパラサイト側にも言い分があったりと、食物連鎖のイメージも受けます。

そして、主人公・染谷将太さんのお母さん役、余貴美子さん。

パラサイトでありながら人間の子を妊娠する深津絵里さん。

この二人それぞれの母の愛、なんて言うのもテーマ・見どころなんだと思います。

そういったヒューマンな部分も感じさせる良い映画でした。

染谷将太さんについて

普通の男子高校生として生活していた染谷さん。
寄生された初期、ヘタレなんです。

物語中盤、とある事件後に明らかに変化が出ます。

容姿や声までが変わった気もします。

その事件がこの映画のストーリー上の転機でもあったと思うので、演技の切り替え・スイッチとでも言うんでしょうか、上手いなぁと思いました。

最後に、まとめ的なこと

ストーリー展開や時間の使い方とか非常にバランス良く作られている映画だと感じ、面白かったです。

エグイ映像もヒューマン（切なさ）な部分も、良くも悪くもストレートな表現でストレートに入ってくる。

「VFXを使った迫力ある映像」というのも売りなのでしょうが、それだけでは片付けられない映画な気がします。

あまり長く書いてしまうと、ネタバレ的になっちゃいますので感想はこの辺で。

「寄生獣」　http://kiseiju.com/